コンサートシリーズ5回目は、jim2achin.eのLaurentがはるばるフランスからメールを送ってくれたことにより、急遽実現しました。
ロブ・シェリガは、ラジオやエレクトロニクスを使用し、参加型の即興パフォーマンスを行いました。観客は、演奏がはじまるとまずスピーカーを内蔵したラジオの受信機を手渡されます。観客がそれぞれ周波数や音量をコントロールすると、演奏者のラジオ送信機との間にフィードバックが発生し、偶発的なノイズが空間的に広がっていきます。演劇的な要素も交えることで、音の微妙な変化を能動的に聴かせるパフォーマンスになりました。
続いては、角銅真実と田中文久による、ワインの空き瓶や鍋などを打楽器として用いた即興演奏です。叩き方によって、身近なものから多彩な音色を取り出していきます。二人のスリリングな掛け合いによって、緊張感のある濃密で心地よい時間が生まれました。
フランスから来日したjim2achin.eは、ダンスや音楽、ポエム、映像、写真など様々なメディアを複合的に用いた即興パフォーマンスを行いました。小さな動きや質感を幾重にも重ねていくことで、抽象度の高いダイナミックな空間を描き出していきます。それぞれの要素が互いに反応しあいながら展開していくパフォーマンスは、ある種のインスタレーションのようでもありました。(庄子渉)


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