May 2nd, 2009
LIVE : Ricky Graham, Pororoca with Annie, Shun Owada+Wataru Shoji
PA : Naoko Sato
organized by : Shun Owada, Wataru Shoji, Yoshihiro Sugimoto, Yo Yasuzawa
con tempoシリーズ第2回目となるコンサートでは、アイルランド出身でギターとコンピュータを用いた作曲・演奏活動を行っているのRicky Grahamと、アイルランド伝統音楽の演奏活動を続けているポロロッカ with あにーをゲストに招きました。
この企画のきっかけは、筆者がオランダのSTEIM(1970年代から電子音楽や即興演奏のための自作楽器やツールの開発・研究を行っているインディペンデントな組織)に滞在した際にRickyと知り合ったことです。彼は今回二度目となる日本ツアーの初日を、ここcon tempoでスタートさせました。当日は到着直後にもかかわらずこの空間のための特別なライブセットを用意してくれ、ギターを一弦ごと個別にセンシングし、コンピュータで音を重ねながら音響を構築していくという、シンプルながら自由度の高い演奏を見せてくれました。大和田俊+庄子渉は、4月のCONCERT!!に引き続き、コンピュータ二台による『連続』を演奏しました。一方が他方へオーディオ信号を送り、互いに解釈や作用をしあいながら音楽を構成/展開しています。ポロロッカ with あにーは、フィドルやアイリッシュハープ、バウロン、アコーディオン、アコースティックギターなど様々な楽器を用いて、ダンザブルなものからしっとりと聞かせるものまで幅広いアイルランド音楽を聞かせてくれました。現代的なエレクトロニクスを用いた音楽や伝統的なアコースティック音楽。ジャンルやタグといった区切りかたでは生まれない組み合わせでしたが、con tempoを通してそこにゆるやかな繋がりを感じさせるようなコンサートになりました。(庄子渉)
Ricky Graham
世界中で数々のミュージシャンとコラボレーションを行っており、2006年にはソロ・アルバム「Refraction」「Disoriental」を二枚同時にリリース。多方面のメディアから高い評価を受け、BBCのDJマリ・アン・ボブズをはじめその他の主要なイギリス国内のラジオで大きく取り上げられた。2007年には東京で10日間にもおよぶライブ・ツアーを成功させたのち、インディペンデント・レーベルCD Lunchと契約を結ぶ。
豊富な音楽経験に基づいた多彩な音の響きやスタイルからは、彼自身の音楽に対する情熱や優れた技術、独自のアプローチが覗える。
2009年1月には最新作「Rain Down Fire」をリリース、iTunes Music Store, Amazonなどで発売中。 www.rickygraham.net