con tempo
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con tempo rally

2010年3月22日
出演 : 梅林太郎, 古澤龍, 網守将平, 土屋大輔, 髙橋宏治, 川口成彦, 須東裕基, 角銅真美
音響 : 滝野ますみ, 堤裕吏衣, 三澤悠人
企画 : 網守将平

March 22, 2010
LIVE : Taro Umebayashi, Ryu Furusawa, Shohei Amimori, Daisuke Tsuchiya, Takahashi, Naruiko Kawaguchi, Manami Kakudo
PA : Masumi Takino, Yurie Tsutsumi, Yuto Misawa
FOOD : Small Restaurant Kikutani
ORGANIZED by Shohei Amimori


 網守将平のオーガナイズによる今回のコンサート。彼から寄せられたテキストがこのイベント、CON TEMPO RALLYの雰囲気をよく表していると思うので、紹介したいと思います。

  10年代突入と共に消えるおっとり舎に於いてささやかな催しが行われる。  ここに集ったのはゼロ年代における消費社会の申し子達であり溜め込んだMPを使いたくてウズウズしている連中である。   今回ここに出現するのは彼らによる現代にふさわしきカタルシスの散開であり、惜しくも葬られることになるおっとり舎への偲びと再生への希望であり、  次世代への問いの投げかけとも言い換えられるかもしれない。芸術とアート、音と音楽、時間と空間、ポップとアヴァンギャルド、Twitterとmixi。  対峙させられることになった者達の助け合いとぶつかり合いをとくとご覧アレ。

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 高橋宏治作曲『ピアノ組曲』はをシステマティックに扱うことを目標に書かれた作品で、今回は3曲が演奏されました。いずれは全部で5曲になる予定だとのことです。今回、この鋭いパッセージにあふれた作品を川口成彦が演奏しました。

 Ⅰ.Preludeは、増4度が重要な材料として作られています。

 Ⅱ.Intermezzoは、3つの部分からなり、シンメトリックに配置された音組織が、外側から内側へと向かってゆきます。

 Ⅲ.Toccataは、複合された拍子とアクセントによって生み出されるピアニズムが特徴的な作品です。

 続いて網守将平『クラリネットと打楽器のための小品』。この作品について「pppを全編に渡って取り入れており、クラリネットの歌の隙間に細やかなパーカッションを散りばめられている。響きのない空間で鳴らされる響かない音を一つのコンセプトに作曲された。」と作曲者はいっています。パーカッション:角銅真美、クラリネット:須東裕基。

 「sirefadodo」は土屋大輔によるiPhone, iPod touch を用いたパフォーマンスです。インタラクティブなアプリケーション、RJDJをインストールした7台のiPhone, iPod touchを譜面台の上に並べ、土屋本人が操作します。それぞれの端末が異なるRJDJパッチを読み込み、ひとつながりのミニマル風の楽曲になっていきます。

 古澤龍はカリンバ、ミュージカルソー(のこぎり)、ノイズなどをもとに構成されたコンピューター音楽、そして映像からなるパフォーマンスを行いました。そのセットに続き、梅林太郎、古澤龍、網守将平、3氏による3重奏3部構成からなるフリーインプロヴィゼーション。梅林のギター、White Falcon Jr.が奏でるフレーズのうえに、古澤が収集したネイチャーな映像、網守のビートが被さる、ナウいアンサンブルでした。(杉本喜洋)

梅林太郎|Umebayashi Taro
1980年、東京に生まれる。現在、東京藝術大学作曲科に在学。MOOSE HILL、naomi&goroのアルバムなどにピアニスト、スコアメイカーとして参加。2009年、原田知世の最新アルバム「eyja」にコンポーザー、アレンジャーとして参加。また2009年、2010年と予定されている原田知世のツアーにキーボーディスト、ギタリストとしての参加が決定している。現在、1st.アルバムの制作準備中。
古澤龍|Furusawa Ryu
2010年、東京藝術大学絵画科油画専攻卒業。音響から絵画や映像などジャンルを横断し活動する作家。
http://ryufurusawa.com
網守将平|Shohei Amimori
1990年、東京都生まれ。2007年度(第31回)ピティナ・ピアノコンペティション特級において、新曲課題曲作品賞受賞。2008年取手サイクルアートフェスティバルにおいて、映像作品に参加。これまでに作曲を佐々木邦雄、夏田昌和、尾高惇忠、川井學の各氏に師事。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、現在東京芸術大学音楽学部作曲科在学中。
土屋大輔|Daisuke Tsuchiya
大阪府出身。作曲を中西覺、石原真、近藤譲の各氏に師事。現在、東京藝術大学音楽学部作曲科2年次在学中。
高橋宏治|Kouji Takahashi
徳島県生まれ。東京藝術大学作曲科にて福士則夫氏に師事。現在、同大学二年に在学中。
川口成彦|Narihiko Kawaguchi
1989年、岩手県盛岡市で生まれ、横浜で育つ。聖光学院高等学校(横浜)を経て、現在東京藝術大学音楽学部楽理科在学中(4月より3年生)。第2回青少年のためのスペイン音楽ピアノコンクール第1位、最優秀スペイン音楽賞受賞。横浜開港150周年記念ピアノコンクール第3位。昨年オヴィエド国際音楽講習会(スペイン)にて、G.エギャザローワ氏に学び、オヴィエド市内の演奏会に出演。フランツ・シューベルト・ソサエティ主催のコンサートでは小林道夫氏とピアノ連弾で共演した。これまでにピアノを小池園美、林今日子の各氏に、現在は東誠三氏に師事。またフォルテピアノを小倉貴久子氏に師事している。
須東裕基|Hiroki Sudo
香川県出身。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業後、同大学入学。現在学部1年に在籍中。クラリネットを村井祐児、山崎盾之、山本正治、三倉麻実、三界秀実の各氏に師事。
角銅真美|Manami Kakudo
1988年、長崎県生まれ。山と川に囲まれ育つ。打楽器を中心に、ジャンルや媒体に捕われず切磋琢磨中。好きな食べ物はおもち。現在、東京藝術大学音楽学部に在籍中。