コンサートシリーズの最後を飾ることとなった今回は、幅広いジャンルのアーティストが出演しました。ダンサブルなトラックを惜しみなく披露してくれたZero Charisma、映像と音楽を用いた松村誠一郎のライブから、3人組のアコースティックユニットであるmun、庄子渉+伊藤寛武による即興演奏、大和田俊のエクスペリメンタル寄りの電子音響まで。とても充実した一夜となりました。
munはヴォーカル、ギター、カホン、などなどの3人組です。木造2階建ての古民家「おっとり舎」にフルアコギターのウッディなトーンが優しく響きます。のんきなピアニカとか、カホンの人が弾いたウクレレとか。そして最後の曲は30秒くらいで終わっちゃいました。いいですね、むん!って。
そうしてほんわかとはじまったところに大和田俊。彼自身の過去作品で使用したサウンドファイルの再構成なども含みながら、コンピューターソロによる20分ほどの演奏。場がしまりました。
10月のコンサートではPRAEDとのセッションに参加したフルート奏者、伊藤寛武と庄子渉による即興演奏が続きます。伊藤寛武はエフェクターの使用や特殊奏法に通じたプレイヤーです。このセッションでは庄子渉の演奏するアップライトピアノの空洞部にスピーカーが設置され、フルートの音をコンタクトマイクで採集したものをさらにピアノによって共振させる、という特殊なシステムが組まれました。
松村誠一郎によるパフォーマンスはネット上の動画アップロードサイトで収集した映像と音声をもとに、プログラミング言語を介し、再構成したものです。均等に4区分されたスクリーンにいくつかの映像サンプルがまばらに現れ、それがmp3のサウンドファイルと同期し、ビートの上に現れては消えていきます。松村誠一郎は今回のパフォーマンスのために数年前のプログラミング言語のパッチングを再現したとのことです。
そして、Zero Charismaのライブによってコンサートシリーズは締めくくられます。Zero Charismaは仙台在住のエレクトロニック・ミュージシャンであり、Chris GladwinとのユニットTeam DoyobiではイギリスのレーベルSKAMからリリースをしており、いくつかの名義で活動を展開しています。
今回はリリース前の未発表音源を中心としたライブだったためこのページでは紹介できないのですが、興味をもたれた方はぜひZero Charismaのクールなトラックを聴いてみてください。スペースいっぱいのオーディエンスは総立ち!
さらに、今回はコンサート以外の部分も大変充実していました。「レイチェル食堂」と題して自家製ケーキのケータリングがあり、ドリンクもあり。CONCERT!! vol.6、大盛況でした!(杉本喜洋)


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