con tempo
alex


CONCERT!! vol.6

2010年3月20日
出演:Zero Charisma, 松村誠一郎, 大和田俊, mun, 庄子渉 + 伊藤寛武
音響 : 滝野ますみ, 堤裕吏衣, 三澤悠人
企画:大和田俊, 庄子渉, 杉本喜洋

March 20, 2010
LIVE : Zero Charisma, Seiichiro Matsumura, Shun Owada, mun, Wataru Shoji + Hiromu Ito
PA : Masumi Takino, Yurie Tsutsumi, Yuto Misawa
FOOD : Rachel Restaurant
ORGANIZED by Shun Owada, Wataru Shoji, Yoshihiro Sugimoto


コンサートシリーズの最後を飾ることとなった今回は、幅広いジャンルのアーティストが出演しました。ダンサブルなトラックを惜しみなく披露してくれたZero Charisma、映像と音楽を用いた松村誠一郎のライブから、3人組のアコースティックユニットであるmun、庄子渉+伊藤寛武による即興演奏、大和田俊のエクスペリメンタル寄りの電子音響まで。とても充実した一夜となりました。

munはヴォーカル、ギター、カホン、などなどの3人組です。木造2階建ての古民家「おっとり舎」にフルアコギターのウッディなトーンが優しく響きます。のんきなピアニカとか、カホンの人が弾いたウクレレとか。そして最後の曲は30秒くらいで終わっちゃいました。いいですね、むん!って。

そうしてほんわかとはじまったところに大和田俊。彼自身の過去作品で使用したサウンドファイルの再構成なども含みながら、コンピューターソロによる20分ほどの演奏。場がしまりました。 10月のコンサートではPRAEDとのセッションに参加したフルート奏者、伊藤寛武と庄子渉による即興演奏が続きます。伊藤寛武はエフェクターの使用や特殊奏法に通じたプレイヤーです。このセッションでは庄子渉の演奏するアップライトピアノの空洞部にスピーカーが設置され、フルートの音をコンタクトマイクで採集したものをさらにピアノによって共振させる、という特殊なシステムが組まれました。

松村誠一郎によるパフォーマンスはネット上の動画アップロードサイトで収集した映像と音声をもとに、プログラミング言語を介し、再構成したものです。均等に4区分されたスクリーンにいくつかの映像サンプルがまばらに現れ、それがmp3のサウンドファイルと同期し、ビートの上に現れては消えていきます。松村誠一郎は今回のパフォーマンスのために数年前のプログラミング言語のパッチングを再現したとのことです。

そして、Zero Charismaのライブによってコンサートシリーズは締めくくられます。Zero Charismaは仙台在住のエレクトロニック・ミュージシャンであり、Chris GladwinとのユニットTeam DoyobiではイギリスのレーベルSKAMからリリースをしており、いくつかの名義で活動を展開しています。 今回はリリース前の未発表音源を中心としたライブだったためこのページでは紹介できないのですが、興味をもたれた方はぜひZero Charismaのクールなトラックを聴いてみてください。スペースいっぱいのオーディエンスは総立ち!

さらに、今回はコンサート以外の部分も大変充実していました。「レイチェル食堂」と題して自家製ケーキのケータリングがあり、ドリンクもあり。CONCERT!! vol.6、大盛況でした!(杉本喜洋)

Zero Charisma|ゼロ・カリズマ

Zero Charisma AKA Alex Peverett is an electronic musician, computer artist and video artist. He works under a variety of names and in a number of creative partnerships, his best known audio works have been published ubder the name of Team Doyobi (Fat Cat, Skam, Alku) in which he collaborates with Christopher Gladwin, Mortal & Chemist (Skam, 33, ICASEA) with Thomas Knapp and VEND (12k, L-ine) with Joseph Gilmore. He is also the co-founder of an independent electronic and computer music company called ∆ICASEA (JP/UK) alongside Skeksi and Collapsoft.

In the past he has worked in some way for the following labels; Skam (UK), Fat-cat (UK), Warp (UK), 12k (USA), Line (USA), Alku (ES), Spezialmaterial (CH), Hobby Industries, Tigerbeat 6 (USA), Violent Turd (NZ), Sofa (UK), Active Suspension (FR), Romz (JP), Alienation (JP).

Alex Peverett studied Phonic Art at the University of Lincolnshire and Humberside (UK) and Electronic Music and Composition at the University of York (UK) and has been active in producing electronic music, computer art, installations and video works for well over a decade. His works have been presented at international events including the Sonar Festival (Spain), Lovebytes (UK) and All Tomorrow's Parties (UK). Alex Peverett is currently residing and working in Sendai, Japan.
www.softoceanhotel.net
松村誠一郎|Seiichiro Matsumura

某社にてゲームサウンドクリエイターとして勤務後、2000年に東京大学大学院学際情報学府修士課程に入学。インタラクティブサウンドインスタレーションの制作、音とユーザーインタラクションの研究を行なう。2003年から2005年にかけて文化庁新進芸術家在外派遣およびポーラ美術財団在外研修の助成により、オランダ デンハーグ王立音楽院ソノロジーコースに留学。Max/MSP、PureDataの自作パッチでのライブパフォーマンス、インスタレーション展示をヨーロッパ各地のアートフェスティバル、ギャラリーにて展開する。2006年東京大学大学院学際情報学府博士課程後期修了。博士(学際情報学)現在、東京藝術大学 芸術情報センター 助教
http://low-tech-ism.com/


むん|mun
SATOU, Natsuko(Vocal, Melodion) / SATOU, Yoshifumi(Vocal, Guitar, MC-505) / UCHIYAMA, Yu(Vocal, Cajón, Ukulele) 3人による何の変哲も無いポップミュージック。何もしなくとも日々は過ぎて行くので、それであれば音楽があった方が良いかと。簡単なリズムに、簡単なギターと簡単な歌が乗っかったりして。でもって、むん!って。そんなんでいい。


伊藤寛武|Horomu Ito
現代音楽や邦楽器の奏法を取り入れ、多様な音色を使って演奏をしている。即興によるコラボレーションに力を入れる。
庄子渉|Wataru Shoji
1987年生まれ仙台市出身。音楽を通して時間と空間に展開していく人間の創造性や即興性に対する興味をもとに、コンピュータやピアノ、電子楽器を用いた音響作品やインスタレーションの制作、ライブパフォーマンスに取り組む。現在、東京芸術大学音楽環境創造科在籍。 www.shojiwataru.com


大和田俊|Shun Owada
1985年栃木県生まれ。コンピュータを用いた作曲、即興演奏、インスタレーション作品の制作を行っている。またオルタナティブスペース「おっとり舍」の運営、企画も行っている。現在、東京藝術大学音楽環境創造科に在籍。