CONCERT!! vol.3
2009年08月15日
出演:田中 翼, 松本祐一, 安澤 洋, 安野太郎+チェリータイフーン
企画:大和田俊、庄子渉、杉本喜洋
August 15th, 2009
LIVE : Tsubasa Tanaka, Yuichi Matsumoto, Yo Yasuzawa, Taro Yasuno+Cherry Typhoon
organized by : Shun Owada, Wataru Shoji, Yoshihiro Sugimoto
8月15日、終戦記念日です。コンサート第3回となる今回は、テクノロジー、情報環境との関わりのなかで活動を展開する作曲家を取り上げました。
安澤洋の作品『会話のラフなコラージュ』は、4台のiPhoneを用いた作品です。2台のiPhoneが客席に向けられたスピーカーを伴う形で配置され、2人の演奏者はそれぞれのiPhoneに電話をかけ、観客はスピーカーを介して交わされる二者間の会話、またそれに伴う音楽を耳にすることになります。この作品においてはそれぞれの演奏者に、演劇の台本のような形で発話の内容、およびタイミングが指定されており、それが楽譜のような働きをすることになります。
田中翼による作曲・ピアノ演奏『リズムと音程のモード』『斉唱法/斉奏法 ─「君が代」によるリアリゼーション』はともにアルゴリズム作曲という性格が強い作品です。『斉唱法/斉奏法』においてはコンピューターによるシュミレーションから生成された楽譜が演奏されます。作曲者が詳細な解説を寄せていますので、そちらもご覧ください。
松本祐一はアンケート・アートという手法を用いて作曲を行っています。任意のアンケートを行い、回答の文章のなかに含まれる品詞を分析、音楽を生成するという、きわめてアルゴリズム的な手法を用います。『アンケート・アート大全』と題し、過去にとったアンケートのなかから演奏が行われました。
安野太郎は『ののじで2009とダンス』でダンサー・チェリータイフーンと共演。サイン波の超低音からはじまり、音程の上昇と音の加算、肉感的なダンスと絡み合いながらラストへと向かいます。(杉本喜洋)
プログラムノート:表紙
プログラムノート:解説
田中 翼|Tsubasa Tanaka
作曲家、ピアニスト。京都大学理学部数学系卒業。四谷アート・ステュディウムにて岡崎乾二郎、高橋悠治、三輪眞弘の各氏に師事。現在、東京大学情報理工学系研究科修士課程に在籍し、自動作曲の研究を行っている。09年1月にトーキョーワンダーサイト音楽企画公募にてソロリサイタル『情報技術時代のピアノ音楽』を行い奨励賞を受賞。10/17(土)18(日)に受賞公演『変奏曲展 − シュレーディンガーの猫の鳴き方』を予定している。主な作品=《変奏曲とは楽曲間の重ね合わせ可能性のことである》《音の写真美術館》《ゲイナーカイダンのための競奏曲》など。
松本祐一|Yuichi Matsumoto
1975年生まれ。茨城大学工学部電気電子工学科卒業。電源制御機器開発会社の研究員を経て、IAMAS(国際情報科学芸術アカデミー)に入学。コンピュータ音楽等を学ぶ。卒業後、情報科学芸術大学院大学助手に着任。その後、同校のシステム管理嘱託員。そして現在、東京芸術大学美術学部先端芸術表現科研究助手、名古屋芸術大学音楽学部非常勤講師。作曲を早川和子、三輪眞弘に師事。アンケートを行い、その回答の文章から音楽を作るアンケート・アートを中心に、アーティストのサポートや、数多くの映像作品に楽曲を提供。
www.enquete-art.org
安澤 洋|Yo Yasuzawa
東京芸術大学音学環境創造科にて電子音楽と録音芸術を専攻。「録音された音楽」が社会との関わりの中で如何に進化してゆくかの模索が創作のテーマ。
安野太郎|Taro Yasuno
作曲家。1979年東京生まれ。ブラジル人と日本人のハーフ。東京音楽大学作曲科卒業、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)修了。代表作に人間が世界をどのように見ているかに注目した『音楽映画』シリーズ、吹奏楽器の指使いに全く新しい考え方で挑んだビット運指法による一連の作品などがある。 作品はこれまで、京都ビエンナーレ、アルスエレクトロニカ、東京の夏音楽祭、大垣ビエンナーレ、自主企画コンサートなど、様々な場所・イベントで発表されている。
AACサウンドパフォーマンス道場オーディエンス賞
第12回文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品
平成19年度横浜市創造的芸術文化活動支援事業補助金対象芸術家
平成20年度横浜市先駆的芸術活動助成金対象芸術家
www.poino.net/taro
チェリータイフーン|Cherry Typhoon
まん丸ボディ!パワフルシミー!スーパースマイルがチャーミングなバーレスクダンサー。
シアトリカル(演劇的)で生命力溢れるショーを見れば、思わずあなたも笑顔になっちゃう!?
横尾忠則展、姉川たく展(日本)エリザベス・コップフ展(オーストリア)など現代美術とのコラボレーションも積極的に展開。2008年からはNY発のBurlesque Art Event「'Dr.Sketchy Tokyo」の日本語MCも手がけるほか、地元「浅草」を初めとする、各地の建築遺産、市街地、遊園地などを舞台とした都市体験型ショー「御存知浅草貴婦人会」プロデューサーとしても活動中。
インターナショナル・バーレスクユニオンTeam Burlesqueのメンバー唯一の東洋人。