con tempo
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CONCERT!!

2009年04月11日
出演 : カール・ストーン, 安澤洋, 大和田俊+庄子渉, 杉本喜洋
音響 : 佐藤尚子
企画:大和田俊, 庄子渉, 杉本喜洋, 安澤洋

April 11th, 2009
LIVE : Carl Stone, Yo Yasuzawa, Shun Owada+Wataru Shoji, Yoshihiro Sugimoto
PA : Naoko Sato
organized by : Shun Owada, Wataru Shoji, Yoshihiro Sugimoto, Yo Yasuzawa


con tempoは2008年7月にオープンしました。当初は美術作品の展示スペースとして使用され、池田剛介×田幡浩一「fly」展、笠島俊一、下平千夏「arc」展などを企画開催しています。2009年4月よりコンサート・シンポジウムなどのイベント企画を開始。多彩なゲストを招きながら、継続的なシリーズとして展開しています。

コンサート第1回となる今回は、カール・ストーンが出演。カール・ストーンは東京藝術大学で非常勤講師を担当しており、前年夏にフィールドレコーディングとコンピューター音楽制作の授業を開講しています。今回はグラフィカルなプログラミング言語、Max/MSPによる音声データへのランダムアクセスを用いた、計25分ほどの演奏を行いました。フィールドレコーディング等で採集した数多くの音声データ(人の声、サイン波などを含む)が一定の変化を経て、ひとつの音楽として立ち上がっていきます。当日のパフォーマンスの様子を伝えるものとして、1分ほどのサンプルを用意しています。ぜひ聴いてみてください。

安澤洋『自然光』は昨年12月に初演されたラジオ、スピーカー、窓のための作品。当日はCDと楽譜がセットになった「自然光再演キット」が配布されました。ラジオ、スピーカー、窓、そして再演キットがあれば、一般家庭でも再生可能とのことです。杉本喜洋はアナログシンセサイザー、ミキサーの内部フィードバックなどの音源を用いた、5分ほどの作品を2曲演奏しました。過去に制作した演劇のための楽曲を再構成したものです。大和田俊、庄子渉による『連続』は2008年、芸大ミュージックフェスタにて初演された作品。ピアノ、コンピューターにより演奏されたものが、今回は2台のラップトップのためのものへと再編されています。(杉本喜洋)

カール・ストーン|Carl Stone

1953年ロサンゼルス生まれ。69年から75年にかけてカリフォルニア芸術大学にてモートン・スボトニックとジェームズ・テニーに学び、72年から専ら電子音楽/コンピュータ音楽の作曲に取り組む。80年頃より、それまでの電子機器に完全制御された作品から、一回生/ライブ性の強い作品へと作風を変化させ、85年以降はMacintoshと他のデジタル機器との組み合わせによる様々な音響/音楽語法の可能性を追求。デジタル・サンプリング/プロセッシングを大胆に導入し、独自のサウンド・テクスチャアとグルーブ感を持つ音楽を創り出している。
www.sukothai.com


安澤洋|Yo Yasuzawa

「ラジオ、スピーカー、窓のための『自然光』」 (初演:2008.12.20-21@千住 Art Path 2008)記録というものの動態を探り、実験することは今日的な試みである。音楽における記録の一つとして録音媒体があげられる。楽譜がこれから音楽を生み出す母胎だとするなら、録音媒体は固着した、いわば音楽の屍体である。生命力に漲る音楽は、客観的になることを許さない。しかし、屍体となった音楽はただの物であり、客観的になることも主観的になることも、無限大にそれを許容する。それを規定するのは他でもなく音楽外のもの、たとえばそれと聴取者との関係性、あるいはそれが聴かれる場の作用などによる。中略。死んだものはすべて、生きているものの意識の中で完全に復活する。なお、当日来場された方にCDと楽譜をセットにした「自然光再演キット」を配布します。先着順でお配りしますが、配布数に限りがあるのでご了承ください。


大和田俊+庄子渉|Shun Owada+Wataru Shoji

今回演奏する「連続」は昨年十月に大和田俊(コンピュータ)、庄子渉(ピアノ)によって初演された。マイクロフォンによって接続された二つの楽器は互いに解釈をしあい、それぞれの「延長」としてふるまう。今回は二台のコンピュータによるバージョンを演奏する。


杉本喜洋|Yoshihiro Sugimoto

1988年石川県生まれ。5歳からピアノを学び、高校在学中に作曲をはじめる。3月に安野太郎作「音楽映画」第6番、7番に出演。