con tempoは2008年7月にオープンしました。当初は美術作品の展示スペースとして使用され、池田剛介×田幡浩一「fly」展、笠島俊一、下平千夏「arc」展などを企画開催しています。2009年4月よりコンサート・シンポジウムなどのイベント企画を開始。多彩なゲストを招きながら、継続的なシリーズとして展開しています。
コンサート第1回となる今回は、カール・ストーンが出演。カール・ストーンは東京藝術大学で非常勤講師を担当しており、前年夏にフィールドレコーディングとコンピューター音楽制作の授業を開講しています。今回はグラフィカルなプログラミング言語、Max/MSPによる音声データへのランダムアクセスを用いた、計25分ほどの演奏を行いました。フィールドレコーディング等で採集した数多くの音声データ(人の声、サイン波などを含む)が一定の変化を経て、ひとつの音楽として立ち上がっていきます。当日のパフォーマンスの様子を伝えるものとして、1分ほどのサンプルを用意しています。ぜひ聴いてみてください。
安澤洋『自然光』は昨年12月に初演されたラジオ、スピーカー、窓のための作品。当日はCDと楽譜がセットになった「自然光再演キット」が配布されました。ラジオ、スピーカー、窓、そして再演キットがあれば、一般家庭でも再生可能とのことです。杉本喜洋はアナログシンセサイザー、ミキサーの内部フィードバックなどの音源を用いた、5分ほどの作品を2曲演奏しました。過去に制作した演劇のための楽曲を再構成したものです。大和田俊、庄子渉による『連続』は2008年、芸大ミュージックフェスタにて初演された作品。ピアノ、コンピューターにより演奏されたものが、今回は2台のラップトップのためのものへと再編されています。(杉本喜洋)


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